この記事ではノースサンドの業績を分析する上で、注目すべき重要な指標について書いている
投資をする際にはこれらの数値を決算ごとに確認していくことになる
業績の計算式
ノースサンドはコンサルタント企業で、その業績はシンプルな計算式に基づいて決定される
コンサルタント数 × 稼働率 × 単価
ノースサンドは26年1月時点で、コンサルタント数が1453名となっている
稼働率は90%以上と発表されている
単価は数値が出ていないが、変動率は資料に掲載されており、昨年は5%上昇している
このあたりは決算説明資料に記載されているので、決算のたびにチェックすることができる
成長のために必要な要素
コンサルタント数が前年と比較してどの程度のペースで伸びているかが重要な指標となる
コンサルタント数が増えないことには、売上も利益も伸びることはない
稼働率は90%以上とすでに最高レベルの水準にあるため、これは維持できているかどうかを確認する
単価も上昇傾向が維持できているかを確認する
コンサルタント数を増やしつつ、稼働率を高い水準で維持し、クライアントからの評価を高めることで単価を上げていく…
そのようなサイクルが維持される限り、ノースサンドの業績は成長していくことになる
コンサルタント数の推移予想
コンサルタント数は現在1453名で、今期は840名を新たに採用する予定となっている
(新卒180名 中途640名)
合計すると2293名となる
そして離職率が7%前後なので、この分を引くと2132名が期末のコンサルタント数の予測となる
これを達成するか、上回るか下回るかが業績を決定する要因となる
1453名から2132名になった場合、増加率は+46.7%となる
今期の業績予想では、売上が+47%なので、これに基づいて予想をしているのだとも考えられる
なので業績が予想よりもぶれるかどうかは、採用が順調に進んでいるかどうかを確認すればわかってくる
離職率
それ以外の重要指標には離職率がある
コンサルタント業界は15〜20%と離職率が高めだが、ノースサンドはその中で7%程度と低く抑えることができている
これがコンサルタント数が安定して増えやすくなり、採用費を抑制し、利益率を高めることに貢献している
なので離職率の変動も決算ごとにチェックしておくとよいだろう
もしも離職率が上がっていった場合には、社内の環境が悪化していることになり、現在の成長期待が剥落していくこととなる
その他の参考材料
定量的なものではないが、ノースサンドはリンクアンドモチベーション社から「Best Motivation Company」を6年連続で、経済産業省が認定する「健康経営優良法人認定制度」に2年連続で認定されるなど、外部から評価される体制も整えている
こういった評価が継続していっているかを見るのも、経営が順調にいっているかを判断する参考材料になりそうだ
結論として
最後にまとめておくと、決算のたびに以下をチェックすることになる
・コンサルタント数の変動・増加ペース
・稼働率の変動
・単価の変動
・離職率の変動
これらが順調に推移している場合には投資を継続し、そうでない場合には対応を検討することになるだろう
